第3回ゼミナール

1：しょうへい :
2024/04/29 (Mon) 15:58:57: 第3回ゼミナール、お疲れ様でした！
　前回のゼミナールでシェイクスピア時代の芝居は「聞く」ものだということを学び、今回のゼミナールではどうして「聞く」ものとして芝居が成り立っていたのか、理解を深められました。特に印象深かったのは“Why then, you are in love.”の部分で本来であれば10音節必要なところが4音節足たない点を生かして観客にSalanioの憂鬱さを表現し、“Fie, fie.”の部分では足りていない8音節でAntonioの図星を間を使って表現していたということです。弱強五詩脚を用いていることや2人で10音節を読むことでリズムや場面の切り替えを観客に理解させる表現とは違い、話さない沈黙の時間を表現に活用していて「聞く」こととしての芝居がとても計算されていると感じました。