第14回ゼミ振り返り
- 富岡しおり
2025/07/17 (Thu) 00:07:52
5幕2場で、ビアトリスがベネディックよりも機知合戦では強いとのことだったが、その直前のベネディックとマーガレットの対話場面で、マーガレットに「あなたのは練習用の剣ね、突いても傷つけない。」と言われたあと、ベネディックが「男らしいウィットなのさ、マーガレット。女を傷物にしないからね。」という台詞があり、この言葉を虚勢と捉えず言葉通り彼のウィットのスタイルだと認識すると、ベネディックははなからベアトリスと「合戦」をする気はないとも取れそうだと思った。また、ベアトリスもあそこで合戦を仕掛けようものなら、せっかくヒアローに歯に衣着せぬ非難を食らい韻文で改心を意気込んだ場面が生きてこないので、つい今までの癖で口を滑らせて鋭い言葉を言ってしまっている可能性も考えた。
第14回ゼミ振り返り
- 山内駿
2025/07/16 (Wed) 23:14:23
今回の『から騒ぎ』の最後のディスカッションでは、ヒアローがクローディオを許した理由についてのトピックがとても面白いと感じた。自分は、愛派と社会的な体裁派の両方の意見を聞いて今のところどっちつかずの状態なので、改めて考えてみたいと思った。
第14回振り返り
- 秋田谷咲希
2025/07/16 (Wed) 22:30:24
今回のゼミでは、『から騒ぎ』について後半のディスカッションをしたが、人数は少なかったものの一つ一つの問いに濃く、深く考えることが出来てとても有意義だった。4月から『から騒ぎ』について扱ってきたが、こんなにも一つの作品に向き合うのは初めてだったがとても勉強なることが沢山あり、今後自分でもっともっと深めていく力を身につけたいと思った。
第14回ゼミ振り返り
- 田中拓実
2025/07/16 (Wed) 22:26:57
今回の講義で私生児が悪党扱いされる理由が地位の正当な継承を妨げるからだと分かった。また決闘によって緊迫感があるなか、なぜか既知合戦が行われているという指摘が興味深かった。
第14回ゼミ振り返り
- 藤田菜帆
2025/07/16 (Wed) 18:50:51
ヒアローの許しは愛と社会的体裁どちらかという議題があったが、これは私も疑問に思った場面であった。私は、当時の家父長制の根強さから考えると社会的体裁のためではないかと思った。父親のレオナートが再びクローディオとの結婚を持ちだせば、ヒアローは嫌だとしても反対はできない。小説ではこれに関する言及がなく真相はわからないが、ケネス・ブラナー版の『から騒ぎ』ではヒアローは嬉しそうな表情を浮かべていたので、愛からとも捉えられるのかなと思った。
無題
- 神山里紗
2025/07/16 (Wed) 16:49:44
今回もいろいろな疑問点や意見が出てきて面白いなと思いました。
ヒアローの目の炎は異端者に向けられるもので、それがクローディオに向けられているからと先生の解説で出てきて面白かったなと思いました。
第14回ゼミ振り返り - 青柳利央奈
2025/07/15 (Tue) 15:14:40
から騒ぎでハッピーエンディングの中にも加わらない人物がいる点や、第四幕で終わっていれば幸せだったのに、第五幕で展開が変わる面白さに改めて気づけた。他の悲劇と比較し他の視点を見つけてみるのも面白いと思った。
第14回ゼミ振り返り - 海野ゆい
2025/07/14 (Mon) 18:13:15
今日は『から騒ぎ』後半のディスカッションをしました。その中で、ヒアローによるクローディオの許しは愛ゆえのものなのか、社会的体裁を考えたものなのか、というトピックが印象に残りました。発表者であるりさは、愛によるものであると言っていたが、私は社会的体裁を考えたものだと思いました。当時は家父長制のため、女性よりも男性の方が強いため、ヒアローは従うしかないのだという解釈をしました。
第13回ゼミ振り返り - 菅野陽菜
2025/07/10 (Thu) 11:33:27
『から騒ぎ』前半の解釈がさらに深まる回だった。特にドン・ジョンについての生い立ちやキャラ性をより詳しく知ることが出来て、今回の知識をふまえてもう一度読むと読むとまた見方が変わってくると感じた。
第13回ゼミ振り返り - 藤田莉奈
2025/07/10 (Thu) 10:02:17
今回の講義でやはりこの「から騒ぎ」におけるドン・ジョンのキーワードとして私生児というものがあるということを学ぶことができました。ドン・ジョンの悪事の動機に関しても私生児ということをコンプレックスに思っているということが関わっているという事は印象的でした。