第15回ゼミナール - あおい
2025/01/25 (Sat) 13:06:33
20世紀ミュージカル映画と比べて、『イン・ザ・ハイツ』は特に現代の新しさとミュージカル映画の良さが際立っているように感じた。音楽性に従来のミュージカルらしさが薄く、一曲に詰め込まれている言葉数が多いため複雑な人間関係と世界観を簡潔に表しているように思った。しかしミュージカルらしい華やかな演出やオマージュも魅力的で、舞台版も鑑賞してみたいと思った。
第14回ゼミ - まひろ
2025/01/25 (Sat) 04:26:22
ゼミお疲れ様でした!
今回扱った『イン・ザ・ハイツ』は様々な面で考えさせる映画でした。特に自分が取り扱った〝In the Height〟という挿入歌は物語の始まりにふさわしい曲であり、ミュージカル映画らしく歌で登場人物たちの現状を説明するといった歌になっていました。この歌ではワシントン・ハイツに住む住民がみな何かしらの夢を持っていて、それに向かって突き進んでいるが、移民であるが故に何かしらの壁が立ちはだかっているといった移民ならではの悩みを歌っていました。この壁は今現在でも実際にワシントン・ハイツを含む世界中で起きている問題と類似しており、アメリカでラテン系であるが故に周りからいじめにあったり、首都の近くで家を借りれなかったりと、種族が違うだけで差別の対象となっているのです。これらの問題は今現在改善しつつありますが未だ完全には無くなっていないため、これからも種族間による差別を無くす方向に進んで行って欲しいと感じています。
第15回のゼミ - 楊雅惠
2025/01/24 (Fri) 23:54:43
今学期最後の授業でした。今学期はみんなのおかげで、ミュージカル映画について、たくさんの情報を得てとても嬉しいです。映画の時代背景と歴史、またはカメラワークと色彩設計、いろいろ学べました。その知識を学期末レポートにだけでなく、これからの勉強にもいかしたです。ありがとうございました。
第14回ゼミ - 土屋元太郎
2025/01/24 (Fri) 16:21:00
『イン・ザ・ハイツ』は移民の抱えている問題をミュージカルで描いていて興味深かった。”9,6000“のコメンテイターを担当し、コメントで取り上げられなかった、ミュージカルと映画での歌詞の違いが特に興味深かった。ミュージカルではラップの歌詞で象徴的なお金持ちの比喩の表現としてドナルド・トランプの名前が使われていた。しかし映画の歌詞ではタイガー・ウッズの名前に変更されていた。これは映画の公開時にはトランプが大統領となり、移民問題について否定的な立場になったからであり、トランプの名前を使うことに政治的な意味をはらんでしまうからである。この映画では、移民の問題を取り上げているがトランプの名前を使わないという政治的な立場をこの表現の変更からみることができて政治的なスタンスを読み解くことができて、興味深かった。
第15回ゼミ - れれれ
2025/01/24 (Fri) 15:31:32
ラテン系移民のコミュニティをテーマにしている通り、サルサやR&Bなど、ラテン系とアフリカ系アメリカ人の文化を融合させたものが多く登場していたり、作中スペイン語が頻繁に登場していたりして、ラテン系移民のコミュニティを精細に描いていている点が印象に残った。また、登場人物たちの夢を追う姿を明るい雰囲気で描く一方で、移民である主人公たちの「本当の故郷はどこか」という少し重いテーマを取り扱っていて、
最終的にウスナビが故郷に戻らず、移民のコミュニティに残るというエンディングが根本的な移民問題の解決になるようなエンディングになっていない点は考察の余地が多いと思った。
第15回ゼミナール - のん
2025/01/24 (Fri) 13:49:46
まひろ、あおい、あみちゃん発表お疲れ様でした!
ソン=マニュエル・ミランダが手がけた『イン・ザ・ハイツ』のは曲は全体的にラテン系でありながら、どこにもないユニークな音楽や挿入歌を作り出していることにおいて、ラテン系のような民謡的な雰囲気を持ちながら現代の音楽になっているユニークな点が"How far I'll go"や『ミラベルと魔法だらけの家』の曲にも出ていたなぁと思い返した。
"96000"の水中のシーンにおいて、"水"が用いられることで苦しい現実と夢の対比や水という人間は呼吸が出来ない世界・非現実の中の一体感が表されているのかなとも考えた。
発表を通じて、メロディラインについてが1番興味を惹かれた。歌詞やメロディは明るいのに映像は暗かったり、その逆も然りで聴覚と視覚の差異によって生まれる対比関係に注目するのは面白い視点だと思った。
第14回ゼミ - はると
2025/01/24 (Fri) 05:09:48
今回のゼミのプレゼンテーションでは、あおいの発表に対するコメンテーターを行ったのだが、自分のコメントはじょうやげんたろうのコメントと比べると曲に対してのコメントしかしておらず映画のストーリーを絡めた賛成コメントができていなかったと感じた。なのでそのような点は1度見直さなくてはならないところだと感じた。
第14回ゼミ - みちか
2025/01/23 (Thu) 23:48:43
今回の発表であおいのプレゼンが印象的でした。私は個人的にこの映画を以前鑑賞していて、その時はニーナが大学での偏見などから苦境に立たされたという表面的な部分しかつかむことができていませんでした。しかし、今回のあおいのプレゼンではカメラワークから街の人々との〈距離〉を捉えており、ニーナから見た視点と街の人々から見た視点の違いを比較しており印象的でした。先輩の卒業論文の発表の中にも〈距離〉について触れている人がおり、映画分析における〈距離〉という意識すべき点について着目することができました。さらに、カメラワークの点ではあみちゃんのヴァネッサの比較も印象的でした。ヴァネッサをが抱え込んでいる部分をカメラワークで表現し、一方、街の人々の苦しい状況も表現することで「夢」について強調されていることが分析できました。
第14回ゼミ - 菅原丈慶
2025/01/23 (Thu) 23:28:05
宝くじを多くの人が買うシーンを挿入することによって、それらの人が現状の生活に満足していないことだけではなく、それでも希望を持って日々を生きていることを表現することができることに初めて気がつくことができた。“In The Heights"の歌詞を見ると、「夜が100万年後に思える重労働」というような厳しい現実に直面していることを強調するような歌詞があったが、真面目に労働するシーンや、祖国を思い出しているシーンを挿入することにょって、置かれてる状況に対しても、多くの人が希望を持っていることが理解でき、これから展開する物語に大きな期待を持つことができた。いかに導入から観客の心をつかむかが重要だと感じているので、初めから意義のある歌やシーンが挿入されている映画を卒業研究に選びたいと考えた。
第14回ゼミナール - あみちゃん
2025/01/23 (Thu) 12:36:06
第14回ゼミナールお疲れ様でした。
自分は、今回の講義の中で不法移民の話がとても印象的でした。アブエラが宝くじで当てた69,000は不法移民であるソニーのために使ったということと、トランプ大統領による不法移民対策の話がタイムリーにあったのだが、不法移民を強制送還することによりアメリカの経済が大きく変化してしまうということにこれからの世界の状況などがとても心配になりました。映画を今の社会とつなげて見るためにもニュースを観ることはすごく大切なことだと身に沁みて感じました。
また、先輩の卒業研究の資料を見た時に、デザインや考えなどのレベルの違いに驚きました。ベニーとニーナがジョージ・ワシントン橋を背景にして壁に登って踊る場面は、『恋愛準決勝戦』のオマージュであることにも気づく力、また、停電の際に亡くなってしまったアブエラの背後で踊る人の衣装や照明の意味なども納得できるようなユーモアのある考察をしていて、すごいの一言では表せないほどの衝撃を受けました。
他にも、自分は”96,000”でヴァネッサは、1人で夢を抱え込んでしまっているということしか考えていなかったのですが、先生の解説で、最後の万華鏡のような形になり、みんなで踊る部分が後の物語の伏線となっていると知ったので、伏線の作り方がとてもユニークであると感じました。プレゼンテーションの際に一歩上を目指してそのことにも気づきたかったと思いました。
今回のプレゼンテーションは、考察の要素が少なくもう少し考えられたと感じたため、次にプレゼンテーション資料を作る時には『イン・ザ・ハイツ』でいうスエニートのようなキーワードに注目して考察をしていきたいと思います。